はじめに

 1999年の12月号にAssem-
blageのDAC-3というDAコンバ
ータ・キットの製作記事を書きまし
た。このDACは結局我が家のメイ
ンシステムに組み込まれて使ってい
ますが、うるさくなくしかもリアル
感のある、優れたコンバータです。
さて、このDAC-3を改良した
DAC-3.1というモデルがでてお
り、今度の出来はどうなのかと気に
なっておりました。ところが偶然と
言いますか、株式会社エイフルのご
好意でキット1台をお借りできるこ
とになったのです。このキットを早
速組み立てましたので、このモデル
の技術的な側面と、実際の組み立て
を解説することにいたします。以前
の記事を読んでる方には、若干内
容が重複しますが、ご容赦ください。
 さて、Assemblageはカナダの
TPC社(The Parts Connection)
の出しているステレオ製品のブラン
ドです。キットが主体で、アンプ、
DAコンバータなど、内容はよいの
に、値段は良心的という製品を出し
ています。高級アンプで有名なソニ
ックフロンティア社の一部門である
とのことです。このキット製品に
DAコンバータが2モデルありまし
て、小型のDAC2.7と今回ご紹介
するDAC3.1があります。一般的
には、DAC2.7で十分な性能と思
いますが、DAC3を手に入れての経
験から、高価なのは伊達ではないと
納得いたしました。音楽のテクスチ
ャーが感じられるようになり、それ
が新たな感動を呼び、とても楽しめ
るのです。

 DAC 3.1の概要

 特徴を以下に列挙しました。
 1)サンプル・レートが32kHz
から96kHzまでと、16から24ビ
ットの入力に対応している。
 2)デジタル入力の種類が6つで、
殆どの入力形式をサポートしている
 3)DAコンバータ、I-V変換回
路、フィルタ、出力バッファまで、
すべて二重となっており、完全バラ
ンス・アンプ構成である。
 4)二重PLLを採用して、ジッタ
ーを2pS(1kHz以上では0.02
pS)以下としている(32kHzサン
プリングの入力は除く)
 5)電源トランスを各回路基板毎
に別々に用意して、セパレーション
やノイズの改善を図ったこと、定電
圧レギュレータの数は16個も使用
している。
 6)アナログ回路とデジタル回路
の信号を電気的にほぼ完全に分離し
て、デジタルグランドノイズをなく
している。
 7)デジタルとアナログ用プリン
ト基板には4層のものを採用してい
るので、ノイズや信号伝送に有利で
ある。
 8)ユーザー・オプションのジャン
パーがあり、入力オートセレクタ、
二重PLL、HDCDとCDとのゲイ

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